「日本語」雑学集
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古 語 方言漢字
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■ 現代風の「万葉仮名」 

■ 大和言葉(やまとことば)の勧め

■ 「あう」の表記
会う 友達に会う。
遭う 被害に遭う。
逢う(常用漢字外・表外字) 恋人に逢う。

■ 【@】。まぁ、日本では「アットマーク」と読むよなぁ。実際、ATOKでも「アットマーク」で変換される。しかし、この「アットマーク」という読みは、世界では通用しない。
「日本語雑記帳 田中章夫 岩波新書」によると。
・ 台湾: 小老鼠(子ネズミチャン)
・ 英語: アト、渦巻き、つむじ風、キャベツ、カタツムリ
・ イタリア語: キョッチョラ(カタツムリ)
・ ギリシャ語: パパキ(アヒル)
・ ドイツ語: 抱きつき猿
・ アラブ圏: 耳
・ ロシア: 子犬
・ ポーランド: 小さな猫
・ ハンガリー: ウジ虫
・ オランダ: 小さな猿のキンタマ
・ ノルウェー: ブタの尻尾
・ デンマーク: 象の鼻

■ 「当て字」は雰囲気を伝える。
「夜這い」も当て字。「呼ばひ(い)」が語源。
「師走」も「仏滅」も当て字。仏滅は物滅とかき、物が無くなりやすい日の意味。
# やはり当て字は日本の古来よりの文化だ!
・ 最近、子どもの名前もそうだが、ネットに書かれる文章にも当て字が使われることを目にするが、やはりこれは日本の古来よりの文化だ!地名なんて当て字だらけだし。
・ 万葉集の原文を読んだことは無いが、万葉集は漢字だけで五七五七七が表現されているらしい。その中で「〜かも」という推定文に使われていたのが「鴨」だそうだ。現代風に言えば「たぶん、行ける鴨、しんない」ってことかな?いや、現在なら「駄文、逝ける鴨、芯無」かな?

■ 家語
御飯を「盛る」「よそう」「つける」「つぐ」「よそる」
・ 盛る: 東北、関東
・ よそう: 関西
・ つける: 名古屋、岐阜
・ つぐ: 九州、四国
・ よそる: 栃木、千葉
※ うちは東北ですが、「よそう」ですねぇ。金田一秀穂センセによると、これを「家語」というそうだ。その家独特の表現ということかな?

■ 「うれしい」と「たのしい」。「たのしい」の方が長続きする。

■ 英語は「主語+述語(動詞)+目的語」の「S+V+O」。日本語は「S+O+V」型。世界の言語分布をみると、「S+V+O」型が40。「S+O+V」型が53。その他(両用)37。角田太作「世界の言語と日本語」より。角田太作さん曰わく、「日本語は特殊な言語ではない。しかし、英語は特殊な言語だ。」【日本語雑記帳 田中章夫 岩波新書】
※ 意外に、日本語型の言語多いんだねぇ。

■ 「おとうし」(関東)、「つきだし」(関西)。

■ おぼろ月夜
・ おぼろ=ハッキリしない。ほんやりと。

■ 「おもう」の表記
思う 
想う

■ 音読みと訓読み
・ 名前には「音読み」と「訓読み」があるが、どうも音読みの方がかっこいいという考え方があるそうだ。
 「菊池寛(かん)」の本名は「ひろし」、「安部公房(こうぼう)」の本名は「きみふさ」、「横光利一(りいち)」の本名は「としかず」、「松本清張(せいちょう)」の本名は「きよはる」。
また、「水上勉(つとむ)」は「みずかみべん」と呼んだり、「開高健(たけし)」は「かいこうけん」、「斎藤茂太(しげた)」は「もたセンセ」と呼んだり。

■ 数の数え方
・ 便器: 一据

■ 「和」はなぜ「かず」と読む?
・ 「和」はなぜ「かず」と読むか?「和」には「合わせた数」という意味があるからだそうだ。また三浦知良の「知」はなぜ「かず」と読むか?「知」には「配偶」とか「匹敵」とかの意味があり「数を釣り合わせる」という意味に由来するそうだ。

■ がんばれ
・ 「頑張れ」は目下の人に言う言葉か。なら、選挙運動などで、候補者に「頑張って下さい」っていうのはまずいな。じゃ、目上の人にはなんて言うんだ?余り、良い表現は無いみたい。

■ 換喩(かんゆ): 比喩の一種。
例) オートバイはヘルメットをかぶろう
 これは「オートバイに乗るときはヘルメットをかぶろう」だが、「乗り物を指す語で、その乗り物を運転する人を指す表現法で、(換喩・メトミニー)」という。
 Aを指すときにその側にあるBを指す表現法で、トイレに行くときに間接的にお手洗いに行く、というような表現法。

■ 「菊・きく」は音読み訓読み?
「菊」は「きく」と読むが、これは音読みで訓読みは無いそうだ。なぜなら、古代、日本には「菊」の花がなく、それにあたる「ことば」がなかったから。
中国から、「菊」の花とともに、この言葉が伝わってきた。菊と牡丹は中国でもっとも好まれる花。

■ 業界用語?
# 医学界で使われる言葉
・ 投薬: 国語的には非難される表現。投票、投函も?与薬という表現もあるのか?これも、良い印象を受けないそうだ。
・ 啓蒙: これもよくないらしい、使うなら「啓発」を。
・ 鬱病: これも難しいから「うつ病」か?
・ 頸椎: 頸椎を医学界では、略字として頚椎を使う。医学辞典でもそうらしい。
・ 褥瘡: 「じょう瘡」?
・ 蕁麻疹: じん麻疹
・ 麻疹: はしか
・ 根治: 医学用語としては「完全に治る」ことを意味する。
・ 抜糸(ばついと)
・ 口腔(こうくう)
# 法律用語
・ 遺言(いごん)、図画(とが)
・ 懲役三月(さんげつ): 「さんげつ」は杜甫の「春望」の中の読みを引き継いでいる。
・ 勾留(かぎこうりゅう)
・ 拘留(てこうりゅう)
・ 改製原戸籍(はらこせき): 「現戸籍」と間違わないように。

■ 「きらい」の表記
「嫌い」「きらい」「キライ」はどうちがうか?
「好き」「すき」「スキ」はどうちがうか?
女子大生のアンケート、面白いなぁ。一例としては、「好き」「すき」は本気、「スキ」は冗談の場合に使う。「スキ」と言うメールを貰ったら、冗談と思うべし(笑)
カタカナはニュアンスを変化させる働きがあるそうだ。「イヤよ、イヤよも、好きのうち」というからなぁ。これが、「いやよ、いやよも、スキのうち」ではダメなんだね。

■ グレイビーボート: カレーのルーを入れるランプみたいな器。

■ 「ケ」と「ヶ」
・ 「ヶ」は「个」に由来する。
・ カタカナの「ケ」は「介」に由来する。

■ 「啓蒙」と「啓発」
・ 啓蒙はだめ、啓発: 啓蒙の「蒙」という字は上から目線?

■ 「子」
小野篁は嵯峨天皇から「子子子子子子子子子子子子」を解読しろと命ぜられた。篁はこれを「ねこのここねこ ししのここじし(猫の子仔猫、獅子の子仔獅子」と読んで見せたとか。意味わからんが。

■ 国字改良論
漢字を廃止して、表音文字に切り替えろという考えで、江戸時代や明治時代、そして戦後に強く唱えられたが、国民に受け入れられなかった。

■ 言葉と色
・ 日本の子供が書く太陽は赤いが、外国では黄色が多い。アメリカやエジプトは金色?
・ 日本ではエッチな映画をピンク映画というが、アメリカではブルーフィルム、中国では黄色、スペインでは緑。【日本人の知らない日本語 原案・海野凪子より】

■ 「才」と「歳」: 「才」は「歳」を習わない小学生における代用字。正式には歳。
※ あちゃぁ〜、面倒なんでつい「才」を使います。

■ 櫻: 「二階のオンナが気にかかる」だと、うまいこと言うなぁ。

■ 作家の表現へのこだわり
夏目漱石 一生懸命
森鴎外 一しょう懸命
本来は、一所懸命か?
五月蝿い、は、明治の始めに坪内逍遥が使っていた。最近は、七月蚊で「うるさい」と表現することも。
夏目漱石は、「出鱈目」や「三馬」を使った。

■ 「冷める」と「冷える」: 冷めると冷えるの違いは常温が基準で、「冷める」は常温まで下がることで、「冷える」は常温から下がること。

■ 始末のいい人: これは初めて聞いた表現だなぁ。関西で使うらしいが。

■ 杓子(しゃくし): 杓子はしゃもじの元々の表現で「もじ」は、昔のギャル語。室町時代、宮廷の女房に流行った。
杓子(しゃもじ)、かつら(かもじ)、ゆかた(ゆもじ)。ひもじい、ほのじ、も同類。 【日本人の知らない日本語 原案・海野凪子より】

■ 「准尉」って何?
 素直に考えれば、「准=準」だから、「準じる」で「尉官に準じる」という意味で、まぁ会社の「役員待遇」と同様に「尉官待遇」なんでしょうが、「准」なんて「准尉」と「批准」しか用途は知らない。この二つとも一般社会で多用されている表現ではないですねぇ。それでも常用漢字とはこれ如何に?調べたら以下らしい。
# 常用漢字に「附」「付」と似たような漢字が常用漢字に二つ残ったのには訳あり。それは「附」という漢字が憲法にあったからだそうで、憲法で使われている漢字は全て常用漢字に残したんだそうだ。従って「準」と同じ意味の「准」も常用漢字にある。「批准」の「准」。これって「批准」と「准尉」意外に使い道がみあたらないが、そういった訳ありなんだねぇ。日本国憲法に使われるとして常用漢字に残った主なものは、「箇」「遵」「奴」「隷」「錬」「且」「堪」「但」「又」「拷」「准」「附」「虞」の13。
たしかに「常に用いられる」漢字とは言えないものも多いですねぇ。

■ すし
鮓 奈良時代からの表現で、公式には今でも使っているのは大阪だけか。
鮨 塩辛のような食品を意味し、奈良時代以前から「なれずし」の意味として使われてきた。
寿司 幕末頃から使われるようになった佳字。

■ 「た」のもつ意味。
・ 過去形。
・ 詠嘆。合格発表に名前があった、あった。
・ 明日になったら。完了形。
・ 存続のたり。花が咲いたよ。
〜でよろしかったでしょうか?は、受け身。婉曲。〜させていただきます。と、同じ。婉曲は断定をさけて、遠まわしにものを言う。

■ 地域漢字が全国区になるときにはメディアの力。
・ 渥美清の「渥」
・ 草剛の「」
・ 蛯原友里の「蛯」。一般には「海老」だけど、東北地方北部では「蛯」は「蝦」という字がよく使われるねぇ。その他、北海道、関東、宮崎でも使うらしい。
※ これらは普通は読めない漢字と思われるが、有名人がでると一気に全国区になりますね。

■ 地名に使われる漢字(県から始まるフル地名)
県 字 町 市 郡
大 田 島 山 川 目 北

■ 「中(ちゅう)」の意味
 漢字の「中」には「一時的な状態」の意味もある。そう考えると、「品切れ」と「品切れ中」の違いもわかるよなぁ。勉強になる。つまり、「品切れ」は「ずっと無い(無くなった)よ」という意味だし、「品切れ中」は「一時的に無いよ、今発注してるからそのうち来るよ」という意味となる。

■ 中国語では
屁股 お尻
女強人 キャリアウーマン
空中小姐 キャビンアテンダント
なるほど。

■ 「ところ」の表記
所、処

■ とんすい: 鍋の受け皿(小ドンブリ)。

■ 「仲仔」(なかこ): 仲のいい子。仲好しこよし。

■ 日本を表す言葉遣い
(1) 過ぎ去りし日々
(2) 過ぎ去った日々
アンケート調査をしたところ、「し」を使った(1)の方が、「余韻がある」として、圧倒的な支持を得たそうだ。それは何故か?
・ 日本語の母音「あいうえお」のうち、「あ」だけが口を大きく開けて発音する。日本語では、古くから口を大きく開けて発音するのは下品とされた。従って「た」のように「あ」で終わる言葉はあまり受け入れられないらしい。

■ 日本語の毛と木は「先端が細り、日夜生長する」という共通点がある。【地名でわかる水害大国日本 楠原佑介 祥伝社新書】

■ 日本にある漢字の熟語で中国には無いもの。
「保健」「保障」「保証」「博士」「不動産」「材料」「財政」「弁護士」「出席」「処方」「病理学」「民主」「科学」「共産主義」。
※ 共産主義には笑ってしまったなぁ。

■ 「ひざし」の表記
春には「陽差し」、夏には「日射し」?一般には「日差し」なのか。日本語は難しいなぁ。

■ ひらがな
・ ひらがなが1音1文字になったのは明治33年。それまではひらがなはたくさんあった。標準から外れたカナは変体仮名。

■ 〜日ぶり
「ぶり」は望ましい状態の再現に使う。従って、「〜日ぶりの頭痛」「〜日ぶりの大雪」などは望ましくないから誤用だそうだ。
※ 新明解国語辞典 第六版2005年: (期待される)その事態が、実現されるまでに、予測される以上のそれだけの時間が経過することを表す。

■ 北海道大学の略称
 北海道大学は一般には略すと「北大」だが、公文書では「北大」は東北大を指すそうで、北海道大学は「海大」だそうだ。

■ 万葉集は漢字だけで五七五七七が表現されている。「〜かも」という表現によく使われるのが、「鴨」。現在も使われるねぇ。「たぶん、行ける鴨」とか。

■ 尊(みこと)と命(みこと): 日本書紀では尊い神には「尊」を使った。古事記でほ、全て「命」を使った。

■ 明太子の「めんたい」は、ロシアや韓国で鱈のこと。

■ 面倒くさいと億劫の違い。微妙だなぁ。

■ 「もしもし」
・ 電話が開通した明治23年当初は「オイオイ」「コラコラ」だったが、明治30年頃から「モシモシ」になった。当初は加入者数は東京179、横浜45。当初は、電話線を通じてコレラが移ると言われた。当時はコレラが一番怖い病気?。今は電話線が無くてもウィルスが移るが。

■ 役不足と役者不足。間違えやすいよなぁ。

■ 「れる」「られる」への変遷
奈良時代 「ゆ」「らゆ」
平安時代 「る」「らる」
江戸時代中期以降 「れる」「られる」

■ 日本語の成り立ち
・ 古極東アジア語を軸に、インドネシア系・クメール系・ビルマ系江南語・中国語などが混じって日本語が成立したという。
・ また古極東アジア語からは、アイヌ語や朝鮮語が分かれたという。


【参考図書】

・ 漢字に託した「日本の心」 笹原宏之 NHK出版新書
・ 漢字は日本語である 小駒勝美 新潮社 他
・ 金田一秀穂の心地よい日本語

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