平成26年8月20日広島災害と地名
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   地名と災害
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広島県をはじめとした周辺地域では「高田流紋岩類」が多くみられ、特に中国山地の南側では顕著である。白亜紀の火山岩類で、石英や長石の斑晶に富む流紋岩質溶結凝灰岩を主とする。また花崗岩類の貫入で熱変性を受けている所が多い。自重で崩壊しやすい。

「真砂土(まさど)」: 風化花崗岩が堆積した土壌で、物の本によるとこの「まさど」が千代川で流されて堆積してできたのが鳥取砂丘だそうだ。

★ 6.29広島土砂災害
・ 1999(平成11)年6月29日。
・ 豪雨による山崩れ、がけ崩れ、河川の氾濫、土石流等が多数発生。
・ 死者31人。家屋全壊101戸。家屋半壊68戸。床上浸水1284戸。床下浸水2763戸。
・ 3時間雨量は県南部で150mm。
※ 1999年8月に(社)土木学会が、「現場周辺では地盤がもろい山間部を切り開いて宅地開発が進められ、土砂災害などの危険性が高い住宅地が広がっている」と警告。今回の現場を含む山間部の斜面は、風化した花こう岩の上を薄い表土が覆う地質で、雨で水がたまると斜面の崩壊や土石流が発生しやすいとのこと。

★ 平成26年8月20日広島県広島市の集中豪雨被害
20日の未明、広島県広島市の安佐南区を中心に降った豪雨(3時間雨量で約200mm)が原因で土砂崩れが発生し、22日現在死者39人行方不明者51人の被害。
※ 1999年に土木学会が出した警告が結局役に立たなかったということか。今回の災害の周辺地名(広くは広島県全域)を拾ってみました。
※ ちなみに安佐南区の安佐ですが、たぶん合併した町村のあった安佐郡に由来すると思います。この安佐郡は、旧郡名の安北・佐東の1字ずつをとったそうです。
※ 女性セブン2014年9月11日号によると、女優の綾瀬はるかの親族が広島県安佐南区に住んでいて、綾瀬はるかも上京する前はこの地に暮らしていたそうだ。
# 9月7日現在、死者72名、行方不明2名。

■ 古江(ふるえ): 広島県広島市西区古江。地名の由来は、「古ヘ天子ノ御船着シ古キ入江之故事」にちなむ。
・ 古江村: 江戸時代から明治時代中頃にかけて安芸国佐伯郡にみられた村名。村域のうち大字「古江」は鬼ヶ城山・鈴ヶ峰などの山に囲まれ、鬼ヶ城山を越えた山間に大字「山田」が位置する。集落は谷あいの地区と東南に開けた狭隘な平地に集中し、海に近いあたりを旧山陽道が通っている。【角川日本地名大辞典】
※ 古江村に関する資料に、「蛇抜出しと呼んだ山崩れの跡が多い」という記載がある。

■ 緑井(みどりい): 広島県広島市安佐南区緑井。権現山の南に位置し、南部は古川・安川に沿った沖積低地。地名の由来は、「村のうえたけ山といふ山の麓に古き井あり、四方三尺ばかりにて深さ二尺もありぬべく、水きわめて浄らに久旱にかれず、霖雨にもあふれず……されば尋常の井にはあらず、多くは古の緑井にて此水のある故に村の名にもつきたるなるべし」という。【角川日本地名大辞典】
・ 緑井郷: 平安時代に安芸国にみられる郷名。「和名抄」安芸国佐伯郡十二郷の1つ。東急本は「縁井」とする。【角川日本地名大辞典】
・ 緑井村: 江戸時代から明治時代中頃にかけて安芸国沼田郡にみられた村名。

■ 八木(やぎ): 広島県広島市安佐南区八木。湾曲する太田川に囲まれ、南端部で古川が分岐する。昭和30年代まで、太田川を渡る「八木渡し」があった。【「八木」の地名】【「八木」の名字】【八木は災害地名か?
# 平成26年8月26日のフジテレビの「とくダネ!」より
・ 先日の土砂災害に見舞われた広島県広島市安佐南区八木地区の八木3丁目は、かつては「八木蛇落地悪谷(じゃらくじあしだに)」と呼ばれていた。
・ 蛇抜けと同じように、水が蛇がのたうち回るように流れる様を表しているようです。

■ 梅林(うめばやし): 八木梅林は一名米渓園と呼ばれ、「芸藩通志」には「一村多く梅を植ゆ、近方たぐひなし」と記し、産物にも梅があげられる。

【広島県内の主な地名集】

■ 旭山(あさひやま): 広島市安佐北区白木町

■ 大毛寺(おおもじ):  広島県広島市安佐北区可部町大字大毛寺

■ 可部(かべ): 広島県広島市安佐北区可部

■ 狩留家(かるが): 広島県広島市安佐北区狩留家町

■ 玖波(くば): 広島県大竹市玖波

■ 警固屋(けごや): 広島県呉市警固屋

■ 甲立(こうたち): 広島県安芸高田市甲田町上・下甲立

■ 高取(たかとり): 広島県広島市安佐南区高取。

■ 桐原(とげ): 広島県広島市安佐北区可部町大字桐原(とげ)

■ 殿賀村(とのがむら): 広島県山県郡安芸太田町

■ 広島(ひろしま): 広島県広島市(旧安芸国)。太田川河口部デルタ地帯。地名は広い中州に由来するものか。毛利輝元の広島城築城以来の地名であり、城地選定の際、福島元長宅を宿所としたため、福島元長の島と、毛利氏始祖大江広元の広とを合わせ広島としたとも伝えている。【角川日本地名大辞典】

■ 細野村(ほそのむら): 鎌倉時代に安芸国佐東郡にみられた村名。

■ 三入(みいり): 広島県広島市安佐北区三入

■ 安古市町(やすふるいちちょう): 広島県広島市

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