「東海林」の名字の由来
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■ 東海林(しょうじ・とうかいりん)

【2016/12/12:改編】

# 848位

# 全国に約23200人

# 出羽国最上郡の豪族安倍氏_白鳥氏流などにみられる。

# 山形県山形市、天童市東根市に多くみられる。

# 山形県:43位、秋田県:76位、宮城県:200位、北海道:352位など。

# 出羽国最上郡(山形県寒河江市)をルーツとする。当時の「最上郡」の位置に注意

# 秋田県の東海林(しょうじ)家

# 歌手の東海林(しょうじ)太郎は秋田県秋田市の出身。芸能レポーターの東海林(しょうじ)のり子は埼玉県浦和市の出身。漫画家の東海林(しょうじ)さだおは東京都杉並区の出身。

■ まず、基本的な話ですが、「東海林」と書いて、全国的には「しょうじ」と読みますが、山形県内では「とうかいりん」と読むことが一般的です。ただ、山形県内でも庄内地方(沿岸部)では「しょうじ」読みが見られるようです。

■ 東海林の読み方
 東海林を「とうかいりん」と読むか「しょうじ」と読むか?ものの本によると、元々東海林姓は山形県内の地名由来で、その一族の一部が秋田に移り住み、その一族が「しょうじ」と読み方を変えたのだそうです。従って
(1) 山形県内では「とうかいりん」と読むのが普通。一部「しょうじ」と読むのは秋田からUターンした読み方かと。
(2) 他県では「しょうじ」とよむケースもあるし「とうかいりん」と読むケースもありえるが、それぞれは「山形」「秋田」の「東海林」姓が移動したためかと思われます。

ではどうして秋田で「しょうじ」という読み方に変わったのか?

「幻冬舎文庫 名字の謎がわかる本」によると、
「しょうじ」で一番多いのは「庄司」。庄司の由来は昔の荘園荘園の所有」者である京都の公家が荘園の管理に派遣した人を「荘(庄)司」といい、庄司は中世の職業姓である。山形から秋田に移動した東海林姓の一族が荘(庄)司をつとめるようになった。つまり「しょうじをつとめるとうかいりん」が合体して「東海林」だけで「しょうじ」と読むようになったそうです。

 また以下のような説もあるようです。

# そもそも東海林の正式な読み方は「しょうじ」が正しく、東北に住む東海林は今から約一千年前に京の都から安住の地を目指し東北に逃げてきました。なぜ、「とうかいりん」と読むのか、答えは当時東北では東海林を「しょうじ」と読めず、そのまま「とうかいりん」と読んで、それが定着してしまったそうです。

# 「東海林」という土地に住んでいた「庄司」さんを「しょうじ」と呼んでいるうちに、地名の「東海林」とだけ書いて「しょうじ」と読むようになったという説もある。

■ 2011年1月13日のケンミンSHOWでこの「東海林」の読み方が取り上げられたようですね。
【以下引用】
「山形県民は、『東海林』と書いて『しょうじ』ではなく『とうかいりん』と読む!?」昔、山形には東海林(とうかいりん)という地名があり、それを姓として名乗る人たちが存在。その中の一部が荘園を管理する荘司(しょうじ)という役職だった。やがて、他の地域に移ったとき、東海林がいつしか役職の「しょうじ」として広まったと言われている。

■ 同姓同名探しと名前ランキング「http://namaeranking.com/」によると、山形県内には以下のように「東海林」姓が分布しているようで、主に山形市を中心に村山地方に多く分布していることがわかります。
(注) サイトの説明によりますと、「電話帳の掲載件数をもとに該当する人数(実際の人口ではありません)を探します。一般的に世帯主の名前が掲載されていますので、女性の名前や今どきのお子様の珍しい名前などはあまり該当しないと思います。」とのことです。

【東海林】
※ 「とうかいりん」か「しょうじ」かは不明。
# 全国に3617件: 山形県:1068、秋田県:570、北海道:469、宮城県245、東京都:218、神奈川県:197、埼玉県:218、千葉県:125、新潟県91など。
山形県に1068件: 山形市:312、天童市:206、東根市:119、山辺町:53、寒河江市:42、中山町:37、酒田市:31、鶴岡市:27、河北町:22、南陽市20など。

■ 「東海林」という地名
(1) 山形県鶴岡市下川(しもかわ)東海林場(しょうじば)。 → この「東海林場」の由来は「精進場(しょうじんば)」で精進宿があった場所のようです。善宝寺の近くのようですから、それに由来するか?また、他説には「清水(しょうず)」に由来するとも言われています。湯野浜温泉の付近にあります。
(2) 山形県寒河江市に、寒河江市東海林原という地名がある。寒河江市幸生から国道458号線を北上し、十部一峠から東に見える葉山(標高1462m)を見た山頂近くに位置する。
(3) 山形県寒河江市大字幸生に「東海林盾」という中世の丘城の遺構(郭、堀)が残っている。場所は幸生小学校付近。中世にはこのあたりを「東海林」と呼んだのか?
(4) 秋田県由利本荘市に東由利法内字東海林谷地という地名がある。
※ 私見ではあるが、「東海林」の名字のルーツとなったなったのは(3)なんだろうねぇ。

■ 「東海林の雑学」
# 現在の山形県西村山郡西川町綱取にあった沼平館という山城に「東海林隼人佐」という城主がおり、白鳥十郎の家臣とされています。
# 天正年間、 山形県西村山郡西川町綱取の綱取川中流の字沼の平に谷地城主白鳥長久の一族東海林隼人助昌種が居を構えたという沼の平楯がある。白鳥長久の娘で、最上義光の嫡男義康に嫁した日吉姫が長久の死後当楯に逃れたという伝承が残されている。

■ 「東海林の読み方」の分布
※ なおデータのピックアップには【電話帳ナビ:http://www.telnavi.jp/phone/】を利用しています。なお、地域毎に代表的なものをピックアップしました。

# 概要
・ 山形県内では山形市をはじめとした村山地方に多く分布し、ほとんどは「とうかいりん」と読む。
・ 山形県の庄内地方(沿岸部)にも東海林姓が見られるが、鶴岡市下川(湯野浜温泉付近)には「東海林場(しょうじば)」という地名由来の「しょうじ」読みの東海林さんがいる。
・ 秋田県の、特に湯沢市付近に「東海林」姓が多く見られ、「しょうじ」と読む。
・ 北海道にも「東海林」姓が多く見られるが、「紋別郡」の東海林さんの多くは「とうかいりん」と読む。山形県からの移住者か?

【とうかいりん】
# 山形県山形市に東海林(とうかいりん)※※がある。
# 山形県山形市に東海林(とうかいりん)※※※がある。
# 山形県天童市に東海林(とうかいりん)※※※※がある。
# 山形県上山市に東海林東海林(とうかいりん)※※※がある。
# 山形県東村山郡中山町に東海林(とうかいりん)※※※※がある。
# 山形県東置賜郡高畠町に東海林(とうかいりん)※※がある。
# 北海道紋別郡遠軽町に東海林(とうかいりん)※※※※がある。
# 北海道紋別郡遠軽町に東海林(とうかいりん)※※がある。
# 北海道紋別郡遠軽町に東海林(とうかいりん)※※がある。
# 北海道紋別郡湧別町に東海林(とうかいりん)※※※※※がある。
# 宮城県仙台市に東海林(とうかいりん)※※※ がある。
# 福島県伊達郡国見町に※※※※さんの東海林(とうかいりん)さんがいる。
# 栃木県下都賀郡壬生町にとうかいりん※※※※がある。
# 愛知県春日井市に東海林(とうかいりん)※※※※がある。

【しょうじ】
# 山形県鶴岡市生まれで農学博士の東海林克彦は「しょうじ」と読む。
# 山形県鶴岡警察署湯野浜駐在所があるのは山形県鶴岡市下川字東海林場(しょうじば)。
# 山形県鶴岡市に(株)東海林(とうかいりん)※※がある。
# 山形県鶴岡市下川に東海林(しょうじ)※※※がある。
# 山形県山形市に東海林(しょうじ)※※※※がある。
# 秋田県仙北市に料理屋の東海林(しょうじ)がある。
# 秋田県秋田市に東海林(しょうじ)※※がある。
# 秋田県由利本荘市に東海林(しょうじ)※※がある。
# 北海道岩見沢市に東海林(しょうじ)※※※※事務所がある。
# 北海道斜里郡小清水町に東海林(しょうじ)※※※※がある。
# 北海道岩見沢市に東海林(しょうじ)※※がある。
# 北海道夕張郡長沼町に東海林(しょうじ)※※※がある。
# 岩手県盛岡市に東海林(しょうじ)※※※※※ がある。
# 宮城県仙台市に東海林(しょうじ)※※※※※がある。
# 宮城県仙台市に東海林(しょうじ)※※※※※がある。
# 福島県福島市に東海林(しょうじ)※※がある。
# 福島県喜多方市に東海林(しょうじ)※※※※がある。
# 福島県いわき市に東海林(しょうじ)※※がある。
# 新潟県村上市に東海林(しょうじ)※※がある。
# 群馬県太田市に東海林(しょうじ)※※※※がある。
# 埼玉県川口市に東海林(しょうじ)※※※がある。
# 千葉県柏市に東海林(しょうじ)※※※※※がある。
# 千葉県松戸市に東海林(しょうじ)※※※※がある。
# 千葉県四街道市に東海林(しょうじ)※※がある。
# 東京都町田市に※※※東海林(しょうじ)がある。
# 東京都江東区に東海林(しょうじ)※※がある。
# 東京都大田区に東海林(しょうじ)※※※※※がある。
# 東京都狛江市に東海林(しょうじ)※※※※※がある。
# 神奈川県横浜市に東海林(しょうじ)※※がある。
# 京都府京都市に(株)東海林(しょうじ)※※がある。
# 兵庫県西宮市に(株)東海林(しょうじ)※※※がある。
# 島根県松江市に※※※※※東海林(しょうじ)がある。
# 愛媛県宇和島市に東海林(しょうじ)※※※がある。
# 熊本県玉名市に東海林(しょうじ)※※※※事務所がある。

※ このように、「とうかいりん」と読むのは、山形県を中心に、そこから移住した人たちが住んでいる地域が中心のようです。

【参考】 東海の地名の由来
# 茨城県那珂郡東海村: 「東が洋々たる太平洋に面し〜」とホームページに記載があるのでそれが由来かと。
・ 藤田東湖の詩の一句に、「卓立東海浜」とあることに因む。【市町村名語源辞典 溝手理太郎 東京堂出版】
・ 藤田東湖の「正気の歌の一節」、「卓立する東海の浜」に由来する。【JR・第三セクター 全駅ルーツ事典 村石利夫 東京堂出版】
# 愛知県東海市: 東海市は昭和44年4月1日、上野・横須賀2町の合併によって誕生したが、それ以前に東海町が存在したようだ。この東海町の由来は、この地に誘致された東海製鉄(現:新日鐵住金(株))の社名にちなむものらしい。

■ 東海(とう-かい): 古語では、「とうかい」とは、「東方の海」の意味の他、「日本国の異称」としても使われた。
【例】
・ 「かのとうかいの人、因果を知らず、仏法を聞かず」〈沙石・五末〉
・ 「あの日本国の人は、因果の道理を知らず、仏の教えを聞かない」 

【参考】 「東海枝」という名字の由来

【参考】 「庄司」という名字の由来

【詳細資料】

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