「阿部・阿倍・安部・安倍」の名字の由来
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■ 阿部・阿倍・安部・安倍(あべ、あんべ、あんばい、おべ)

【2016/08/18:改編】

# 19位【第一生命ランキング

# 基本データ(順位や全国人口は名字由来.netより)

22位 阿部 # 全国に約49万人で東北地方に多くみられ、特に宮城県石巻市付近に多くみられる。
# 徳川幕府の大名に阿部家があって、老中を勤めた。
# 第25位 約47万人【明治安田生命ランキング2008
# 第24位 約47万人【明治安田生命ランキング2013
【阿部】
# 全国順位(森岡浩ランキング): 23位
# 全国密度順位(森岡浩ランキング): 宮城県 > 山形県 > 岩手県
# 全国人口順位(森岡浩ランキング): 宮城県 > 北海道 > 東京都
21602位 阿倍 # 全国に約200人で全国的にばらけてみられる。「あべ」読みの元祖となったものと言われるが、現在では一番少ない。
259位 安部 # 全国に約89000人で東北地方に多くみられる他、大分県島根県の出雲地方にも多くみられる。
# 出雲の安部氏は、清和源氏_小笠原氏族で、南北朝時代に出雲国仁多郡横田荘(島根県奥出雲町)の代官として下向し、土着した。
# 駿河の安部氏は、信濃国諏訪郡の出で、清和源氏満快流。後に駿河国安部谷に移り住んだ。
# 上野国利根郡の国人の安部氏は、陸奥安倍氏の残党の末裔と言われる。
# 「あんべ」読みの方もおられるようですね。
1373位 安倍 # 全国に約13000人で東北地方に多くみられる。
# 秋田県の「安倍」は「あんばい」と読む。電話帳検索で調べて見たら、たしかに「安倍」で「あんばい」読みが秋田県には多い。
# 古代豪族に安倍氏が何流かあり、陰陽家の安倍晴明は引田系の阿倍氏の子孫。
# 陸奥の豪族の安倍氏は、神武天皇と戦った、長髄彦(ながすねひこ)の兄の安日王の子孫と言われるが詳細は不明。俘囚長を務めたのち前九年の役でやぶれ、後に安東氏を称す。
# 陸奥の安倍氏は在庁官人(現地採用の下級官僚)とも言われる。
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■ 阿部
# 全国に分布するが、特に関東地方以北や愛媛県福岡県大分県に多くみられ特に宮城県の特に石巻市に多い。

■ 阿倍
# 全国に点在するがその数は少ない。

■ 安部
# 全国に分布するが、特に関東地方以北や福岡県大分県に多くみられ特に大分県に多い。

■ 安倍
# 全国に分布するが、特に岩手県宮城県福岡県大分県に多くみられる。

# 代表家紋: 「違い鷹の羽(大名の阿部家)」

# 古代豪族阿倍氏藤原北家などにみられる。

# 古代豪族阿倍氏(あべうじ)
・ ルーツ: 武渟川別(たけぬなかわわけ)、第八代孝元天皇の皇子である大彦命(おおひこのみこと)の子。大彦命は第十代の崇神天皇の時に四道将軍の一人として東海道を巡り伊賀国阿拝(あえ)郡に住んだ。この子孫が各地に広まったといわれる。
・ 拠点: 大和国十市郡
・ 特徴: 強固な外戚関係を築くが没落
・ 役職: 上級官僚→陰陽職
※ 孝元天皇の皇子の大彦命(おおひこのみこと)を祖とす。
・ 大和国十市郡安倍を本拠としたと言われているが、伊賀国阿拝郡から移動してきたようだ。伊賀国一宮は敢国(あへくに)神社。従って、阿倍氏は伊賀の出ではないかと言われている。つまり、大和国十市郡安倍をルーツとして阿倍氏ができたわけでは無く、阿倍氏が本拠地にしたことにより大和国十市郡安倍という地名ができた?
【結論?】阿倍氏は、伊賀国阿拝郡・名張郡から大和国の宇陀郡に移り住み、後に十市郡の地を本拠地として、その地が安倍と呼ばれるようになった?【地名の詳細

# 古代の大王家の警護を担った中央豪族の代表が阿倍氏

# 歴史上は、江戸時代の譜代大名である「阿部」家が有名。「備中福山」「上総佐貫」「陸奥棚倉」などの藩主を勤める。

# 東北地方北部の蝦夷にも安倍氏がいた。伊賀国阿拝郡(あべ)に由来し後に大和国安倍(奈良県桜井市)に移動したと言われる。孝元天皇の子孫。北上川流域で栄えた。安倍氏から出た名字に「」がある。

# 埼玉県熊谷市に阿(お)部さんがいる。出雲の阿(お)国の「お」。

# 語源は、神をもてなす饗えから来ているとされる。古代の膳(かしわで)に関係があるとされる。アイヌ語で「あぺ」は火の神で日祭が語源ともされる。また、「アベ」とは湿地を意味することもある。
※ 参考: 「饗庭

# 孝元天皇皇子大彦命末裔大和国安倍(奈良県桜井市)の阿部氏をルーツとするものが多いと言われている。他に陸奥国古代豪族安倍氏をルーツとしたものもある。安部、安倍も同郷。

# 阿部姓は東日本、特に東北地方に多く、中でも岩手県宮城県山形県に多い。 特に宮城県石巻市付近には集中してみられる。【参考: 東北地方の名字の特徴

# 備後国の福山藩主の阿部氏は藤原道兼流の出。

# 上総国の佐貫藩主の阿部氏は重次の二男の重長を祖とする。

# 三河国の阿部氏は信濃国海野氏の出。

# 青森県の阿部家

# 福島県の阿部家

# 群馬県の阿部家

# 千葉県の阿部家

# 新潟県の阿部家

# 静岡県の安倍家

# 愛知県の安部家

# 愛知県の阿部家

# 広島県の阿部家

# 山口県の安倍家

# 阿部定事件の阿部定は東京都の出身。アナウンサーの阿部知代は群馬県桐生市の出身。俳優の阿部寛は神奈川県横須賀市の出身。俳優の阿部サダヲは千葉県の出身。プロ野球の阿部慎之助は千葉県浦安市の出身。小説家の安部譲二は東京都品川区の出身。チューリップの安部俊幸は福岡県福岡市の出身。ふりかけの「のりたま」で有名な丸美屋の創業者の阿部末吉は新潟県の出身。

# 第二次安倍内閣の安倍晋三(内閣総理大臣)は東京都の生まれだが本籍地は山口県長門市。
・ 安倍晋三総理は平成25年7月14日に参議院選挙の応援で岩手入りした際に、「貞任の末裔(まつえい)が私となっている。ルーツは岩手県。その岩手県に帰ってきた」と言っている。

【東北地方の苗字おもしろこぼれ話】鈴木常夫著 本の森 より
# 宮城県の石巻市付近に多く、特に女川町に多くみられる。
# 平安時代に朝廷は蝦夷の統治政策として、朝廷に協力的な蝦夷の首長に郡司の地位と「阿部臣(あべおみ)」の称号を与えた。

【新編日本姓氏辞典】千葉琢穂編著 展望社 より
# 阿部氏族。もとは藤原氏族道兼流宇都宮氏八田系。八田宗綱の後裔。後に阿倍に改め、家号を阿部を称す。
# 阿倍: 阿部・安倍・安部に通用。大彦命の裔の氏が著名。古氏族で繁栄す。この後裔で徳川家に仕えた阿倍忠政流。

【姓氏苗字事典】丸山浩一著・金園社刊 より
# 「アベ」は低湿地または余部(あまりべ)の略とも言われ、地名に多くみられる。地名以外には、「饗(あえ)」の意味で、天皇の御膳を奉仕する職掌に由来すると言われる。
# 古くは「阿倍」「安倍」が多かったが、平安時代以降は「阿部」を使用するようになった。
# 孝元天皇の皇子の大彦命の子孫が代表的。大彦命とその子の武淳川別命(たけぬなかわわけのみこと)は四道将軍として東海・北陸・陸奥に遠征し、子孫はその地に広まった。
# 阿倍臣は大和国葛下郡(十市郡)阿倍をルーツとする。
# 大彦族阿倍氏のうち、阿倍引田臣の系統に阿倍比羅夫がおり、蝦夷征伐で名をあげて、越後から出羽の阿部にはこの子孫が多い。
# 奥州の蝦夷の安倍氏の出自は不明だが、中央の阿倍氏の子孫が出羽鎮守将軍に任ぜられ、その末裔が安倍貞任(さだとう)・宗任(むねとう)兄弟である。また、別の説では神武天皇と戦った、長髄彦(ながすねひこ)の兄の安日王が津軽に追放され、その子孫が安倍姓を賜ったとする。
# 津軽の安東氏は津軽に逃れた安倍貞任の子の高星丸の子孫。
# 駿河の安部氏は古代阿倍氏の末裔とする説の他、駿河国安倍郡安倍谷をルーツとし信濃の海野氏が安倍谷に住んで安部を称した。

■ 総理大臣の安倍晋三氏が東京電力福島第1原発を視察したとき、防護服に「安部晋三」と名札が付いていたのは有名な話ですが、安倍総理の父親の安倍晋太郎氏が福田赳夫内閣の官房長官の時にも名前を間違えられたという逸話があるそうだ。
冒険家の植村直己さんが首相官邸を訪問し、御自分が表紙を飾っている「ナショナル・ジオグラフィック誌」をプレゼントしたとき、表紙に「阿部晋太郎官房長官様」とサインされていたのだそうだ。
しかし、「阿部」と「安倍」はあまり間違えないが、「安倍」と「安部」は間違いやすいよなぁ。

■ 「アベ」の音

# 日本語(古代語)で、「アベ」は湿地帯を意味する。「あべ」は元々「危辺(あべ)」で「崩れたり、湿地」などをしめし、後に「安辺」に変化した。【参考】読みから考える名字と地名
# アベ(Abbe)フランスではカトリック教会の聖職者をあらわす。
# アベはラテン語では「おめでとう」を意味する。例)アベマリア。

■ 「阿部・阿倍・安部・安倍」の地名


【あべの雑学】

■ 安倍氏は「陸奥話記」に「東夷酋長(とういのしゅうちょう)」とあり、蝦夷の有力者と言われていた。【歴史読本2012年5月号電子特別版「源氏対平氏」】

続く


# 150704: 昨日の21時過ぎからこのページのアクセスがフィーバーして今も余韻が残っているが、これがあったからかぁ。ナゾ解き!マイネーム 第2弾〜新説★おなまえンターテインメント[字]【TBS

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