北海道の地名の特徴
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名字と地名の由来&古代語とアイヌ語
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■ 北海道の地名の約8割はアイヌ語に関係するという。【地名を巡る北海道 HOPPAライブラリー】

■ 北海道の由来

■ 「最長片道切符の旅」にみる地名と名字のあれこれ

■ 北海道の地名の特徴 

・ 内地由来の地名
・ アイヌ語由来(音を引き継ぐ)
・ アイヌ語由来(意味を引き継ぐ)
・ 人名由来

■ 内地由来の地名

# 内地から北海道に移り住んだ人たちが、出身地の地名をつけた。ただし、以下にあげるすべてが出身地の地名に由来するかは未調査ですが、一部は現在存在する地名と明治時代初期に移り住んだ地域が離れているケースもあるようです。

【愛知】(あいち): 久遠郡せたな町北檜山区愛知
【秋田】(あきた): 北海道常呂郡置戸町秋田。地名は、秋田県からの開拓移住者が多いことによる。【角川日本地名大辞典】
【秋田】(あきた): 北海道枝幸郡中頓別町秋田。地名は、明治45年秋田県からの集団入植があったことにちなむ。【角川日本地名大辞典】
【岩手】(いわて): 北海道枝幸郡中頓別町岩手。地名は、明治45年岩手県からの集団入植があったことにちなむ。【角川日本地名大辞典】
【宇摩】: 北海道深川市宇摩。明治30年に愛媛県宇摩郡から40戸が移住した。しかし、本家の宇摩郡は今はもう無い。
【越後】(えちご): 江別市越後沼
【越前】(えちぜん): 岩見沢市栗沢町越前
【越中】(えっちゅう): 古宇郡泊村興志内村越中澤
【岡山】(おかやま): 三笠市岡山
【甲斐】(かい): 虻田郡京極町甲斐、虻田郡倶知安町山梨、余市郡赤井川村山梨、虻田郡豊浦町山梨
【加賀】(かが): 夕張郡長沼町加賀団体
【香川】(かがわ): 室蘭市香川町
【金沢】(かなざわ): 石狩郡当別町金沢
【京極】(きょうごく): 虻田郡京極町。丸亀藩主の京極家によって開発されたのに由来する。
【熊本】(くまもと): 北海道夕張郡由仁町熊本。熊本県からの入植者によって開拓されたことに由来する。
【栗沢】(くりさわ): 岩見沢市栗沢。開拓者の名前にちなむ。
【讃岐】(さぬき): 磯谷郡蘭越町讃岐
【信濃】(しなの)
・ 札幌市厚別区の札幌市立信濃小学校にその名を残す。
・ 千歳市信濃
【白石】(しろいし): 札幌市白石区。仙台藩の家老で白石城主だった片倉家によって開発されたのに由来する。
【鶴岡】(つるおか): 上磯郡木古内町鶴岡
【栃木】(とちぎ): 常呂郡佐呂間町栃木。明治44年栃木県の足尾銅山鉱毒罹災者66戸・240余人が当地に集団移住。以後付近一帯は栃木と称され、大正4年佐呂間村成立後は栃木として1地区を成し、昭和29年字栃木となる。【角川日本地名大辞典】
【徳島】(とくしま): 北海道久遠郡せたな町北檜山区徳島。徳島県人の入植により開拓されたことに由来する。
【鳥取】(とっとり):  釧路市鳥取支所
【広島】(ひろしま): 北広島市広島。広島県からの入植者が開拓した。
【福井】(ふくい): 札幌市西区福井
【宮崎】(みやざき): 古平郡古平町港町宮崎ノ沢
【山形】(やまがた): 北海道夕張郡由仁町山形
【山梨】(やまなし): 北海道虻田郡倶知安町山梨。地名の由来は、山梨県人によって開拓されたことによるという。【角川日本地名大辞典】

■ アイヌ語由来(音を引き継ぐ)

# アイヌ語で表現していた「音(おん)」に漢字をあてたもの。

赤平】(あかびら): 北海道赤平市
網走】(あばしり): 北海道網走市
【安平】(あびら): 北海道勇払郡安平町。アイヌ語の「アラピラベツ(片側に崖のある川)」に由来する。
【阿分】(あふん):  留萌本線の阿分(あふん)駅。アイヌ語て「黄泉の国の入り口」を意味する「アフン・ル・パロ」に由来する。
幾寅】(いくとら): 北海道空知郡南富良野町幾寅
石狩川】(いしかりがわ):  北海道
【糸魚沢】(いといざわ): 北海道厚岸郡厚岸町糸魚沢。アイヌ語の「チライカリベツ(イトウのいる川)」の意味に漢字を当てた。
宇曽丹】(うそたん): 北海道枝幸郡浜頓別町宇曽丹
浦臼】(うらうす): 北海道樺戸郡浦臼町
【鶉】(うずら): 北海道檜山郡厚沢部町鶉。地名の由来は、アイヌ語で川が横から注ぐ低い所という意のウツラによるとも、脇から流れる川、横川の意のウツナイによるともいう。【角川日本地名大辞典】
【鵜苫】(うとま): 北海道様似郡様似町鵜苫。アイヌ語の「ウトマンベツ(抱き合っている川)」に由来する。
宇登呂】(うとろ):  北海道斜里郡斜里町ウトロ
【浦見】(うらみ): 「ウラル・マイ」で、「いつも霧がかかる」街に由来する。
江丹別】(えたんべつ): 北海道旭川市江丹別町
遠軽】(えんがる): 北海道紋別郡遠軽町
【大狩部】(おおかりべ): 北海道新冠郡新冠町大狩部。アイヌ語の「オカリベ(川尻が曲がっている川)」に由来する。
【丘珠】(おかだま): 札幌市東区丘珠町。「オッカイ・タム・チャラバ」に由来し、「男が刀を落とした所」を意味する。
【奥尻】(おくしり): 奥尻島。「イク・シリ」に由来し、「向こう側の島」を意味する。「しり」は山頂、岬、島などを意味する。
【筬島】(おさしま): 北海道中川郡音威子府村物満内字筬島。アイヌ語で「川尻にある小さい沢」を意味する「オサシマンナイ」に由来する。
【納内】(おさむない): 北海道深川市納内。アイヌ語の「オサルウンナイ(川下に葦が繁っている川)」に由来する。
【忍路】(おしょろ): 北海道小樽市。アイヌ語で「尻のような窪み」を意味する。
忍路子】(おしょろっこ): 北海道紋別郡西興部村忍路子 
【尾白内】(おしろない): 北海道茅部郡森町尾白内町。アイヌ語の「オシラルナイ(川尻に岩礁がある川)、「オシラリウンナイ(潮が入り込んでいる沢)」に由来する。
【尾岱沼】(おだいとう): 北海道野付郡別海町尾岱沼
・ 地名は、「オタ・エト」に由来し、「砂の岬」という意味らしい。
・ 平成26年3月7日にNHKのBSプレミアムで放送された「新日本風土記(北海道 野付)」によると、付近の尾岱沼(おだいとう)の集落は、かつて新潟県から北陸地方からの移住者が多かったみたい。
【大楽毛】(おたのしけ): 北海道釧路市大楽毛。北海道には「毛」の付く地名がありますね。「増毛(ましけ)」とか。古くは「おたのしき」と呼ばれ、アイヌ語の「オタ(砂浜の)・ノシケ(中央)」に由来する。当て字ですねぇ。
小樽】(おたる): 北海道小樽市。「オタナイ」に由来し、「砂浜の道の川」を意味する。
音威子府】(おといねっぷ): 北海道中川郡音威子府村
【落部】(おとしべ): 北海道二海郡八雲町落部。アイヌ語の「オテシウンベツ(川尻に鮭を獲る梁のある川)」に由来する。
【雄信内】(おのっぷない): 北海道天塩郡幌延町雄興字雄信内。アイヌ語の「オヌプウンナイ(川尻に原野がある川)」に由来する。
帯広】(おびひろ): 北海道帯広市。
【面白内】(おもしろない): 北海道雨竜郡雨竜町面白内。アイヌ語の「川尻に島がある川」を意味する「オ・モシリ・オ・ナイ」に由来する。
【香深村】(かふかむら): 北海道礼文郡礼文町香深村。北部を内路川、南をトンナイ川に挟まれ、集落は日本海に面した海岸段丘から沿岸部にかけて所在。地名は、古くはトンナイ(沼のある川の意)といったが、香深は、地内の香深井に由来するといわれる。【角川日本地名大辞典】
神居古潭】(かむいこたん): 旭川市。「カムイコタン」は神が居る所を意味する。「カムイコタン」の「シキウシバ」は荷物を置く場所。
【木古内】(きこない): 北海道上磯郡木古内町。「きこない」といわれるようになったのは、寛永年間(1624年〜1643年)に松前藩が領内を巡行し、全島の地図を作らせたときに付けられたのが始めとされている。木古内は、アイヌ語の「リコナイ」(高く昇る源)、または「リロナイ」(潮の差し入る川)から転化したものといわれるが、明治以前の文献には「リコナイ」の名は見当たらず、アイヌ語の転化、または文献によって語源を考証するなら「リロナイ」が正しいと解してよい。【木古内町のサイトより】
霧多布】(きりたっぷ): 「茅を刈るところ」。
釧路】(くしろ):  北海道釧路市。
クッチャロ湖】: 北海道枝幸郡浜頓別町
【倶知安】(くっちゃん): 猟師の丸太小屋がある沢という意味のアイヌ語。アイヌ語の「クチャアンナイ(狩り小屋のある川)」に由来する。
【国縫】(くんぬい): 北海道山越郡長万部町国縫。アイヌ語の「クンネナイ(黒い川)」に由来する。
【琴似】(ことに): 札幌市琴似。「ことに」とはアイヌ語で低い所の意味。
【咲来】(さっくる): 北海道中川郡音威子府村咲来。アイヌ語の「サクル(夏の通り道)」に由来する。
・ 古くはサクルー・サクル・サツル・パンケサクル・パンケサツルなどともいい、作留とも書いた。地名は、アイヌ語のパンケサ・ルー(下流の夏路の意)に由来する。かつてパンケサックル川沿いにアイヌがオホーツク海側と往来していたことを物語る。明治38年から入植が始まり、同41年咲来団体地区に、奈良・富山・秋田の各団体が82戸分の貸下げを受け入地。【角川日本地名大辞典】
【札比内】(さっぴない): 北海道樺戸郡月形町札比内。アイヌ語の「サッピナイ(小石の多い乾いた川)」に由来する。
札幌】(さっぽろ): 札幌市
【猿骨】(さるこつ): 北海道宗谷郡猿払村。現在の猿払(さるふつ)村の行政字名。地名はアイヌ語のシヤレトクに由来し、「茅の端」を意味する。【角川日本地名大辞典】
【猿払】(さるふつ): 北海道宗谷郡猿払村。「シャルプ・トゥ」に由来し、「葦原にある川」を意味する。 → サロベツ
・ 地名は猿払川の河川名に由来し、アイヌ語のサロプトは「茅川口」を意味する。また、ポロ沼はアイヌ語のポロトー(大沼の意味)に由来する。【角川日本地名大辞典】
【猿別】(さるべつ): 北海道中川郡幕別町猿別。地名は、アイヌ語のサルペツ(葭原の川の意)に由来する。【角川日本地名大辞典】
【猿留】(さるる): 北海道えりも町。地名は、猿留川の川名により、アイヌ語のサル・オ*・オ・ペッ(よし原・の中・にある・川の意)が転訛したサロロペツに由来する(えりも町史)。一説には、サロルンウシ(鶴が多いところの意)に由来するともいう。【角川日本地名大辞典】
【然別】(しかりべつ): 北海道余市郡仁木町然別。アイヌ語の「シカリベツ(大きく曲がる川)」に由来する。
【標茶】(しべちゃ): 北海道川上郡標茶町。地名は、アイヌ語のシベッチャ(本流のふちの意)に由来する。【角川日本地名大辞典】
士別】(しべつ): 北海道士別市
占冠】(しむかっぷ): 北海道勇払郡占冠村
積丹】(しゃこたん): 夏の集落を意味する。
【白老】(しらおい): 北海道白老郡白老町。古くはシラヲイ・シラオヱ・シヲオモなどともいい、思浦耆・白生とも書いた。地名は、アイヌ語のシラウヲイにより、「虻(あぶ)の多いところ」を意味する。「北海道蝦夷語地名解」によると、一説にアイヌ語のシララオイで、「潮乗ル処。此川満潮ノ時潮上ルヲ以テ名ク」とある。【角川日本地名大辞典】
知床】(しれとこ): 北海道目梨郡羅臼町知床岬
【新十津川村】(しんとつがわむら): 新十津川村のルーツは、奈良県の十津川村である。奈良県十津川村は、人口約4000人だが2010年9月はじめの台風12号で大きな被害にあった。そして遡ること約130年前の明治22年の十津川大水害では168人の死者が出ると言った大災害に見舞われている。その後、十津川では2600人の村民が北海道に移住して新十津川を作った。
・ 新十津川町の旧名は「トック(隆起)で、「トック」が徳富(とっぷ)に変化。
【寿キ】(すっつ): 寿都郡
・ アイヌ語の「シュプキ・ペッ(芽の多い川)」に由来する。
【節婦】(せっぷ): 北海道新冠郡新冠町節婦。アイヌ語の「セプ(広いところ)」に由来する。
銭函】(ぜにばこ): 北海道小樽市銭函
宗谷】(そうや): 「岩のある海岸」を意味する。
【大雪山】(だいせつさん): 大雪山の語源になった「ヌタプカウシュ・」とは、「川がめぐる上の山」という意味。また、大雪山はアイヌ語で「カムイミンタラ」に由来し、「神々の庭」という説もある。
【近文】(ちかぶみ): 北海道旭川市近文町。アイヌ語の「チカプニ(鷹が棲む処)」に由来する。
【秩父別】(ちっぷべつ): 北海道雨竜郡秩父別町。アイヌ語の「チクシベツ(船が通る川)」に由来する。
【千歳市】(ちとせし): 北海道千歳市
・ 市内を流れる千歳川に由来するが、もともと千歳川は「しこつ川(支笏湖に由来する?)」と呼ばれていた。アイヌ語で「シ・コッ」は大きな窪地や谷を意味する。しかに、後に「しこつ=死骨」を連想し縁起が悪いので「千歳川」になった。では、何故に「千歳」か?話によると、付近には鶴が飛来するので「鶴は千年」から名付けられたそうだ。
【知来乙】(ちらいおつ): 北海道樺戸郡月形町知来乙。アイヌ語の「チライオッ(イトウがたくさんいるところ)」に由来する。
【白人】(ちろっと): 北海道中川郡幕別町。
【月寒】(つきさむ): 札幌市豊平区月寒西。「チキサプ」に由来し、「アカダモの木をこすって火をおこした」を意味する。
手稲】(ていね): 北海道札幌市手稲区
【天売】(てうり): 北海道苫前郡羽幌町天売。江戸期はテウレと称したが、明治9年天売村が設定されて以来天売と表記。留萌地方西部、日本海に浮ぶ島。東は武蔵水道を挟んで焼尻島がある。地名はアイヌ語のテウレに漢字を当てたもので、意味は「魚の背腸」とする説や、「足指の岩」とする説、「削れている島」と訳す説など諸説がある。【角川日本地名大辞典】
【手塩】(てしお): 「梁のある川」を意味する。
【弟子屈】(てしかが): 北海道川上郡弟子屈町。地名の由来には、アイヌ語のテシュカカ(岩盤の上の意)による説、テ※カカ(岩盤が簗のように川を横切っている所の意)による説などがある。なお松浦武四郎「戊午日誌」には「川底盤石有、其盤石の上あさくして水さわさわとさわぐが故に号る」とある。【角川日本地名大辞典】
【遠浅】(とあさ): 北海道勇払郡安平町遠浅。アイヌ語の「トアサム(沼の奥)」や「トサム(沼の端)」に由来する。
【十勝】(とかち): アイヌ語の「トカチペッ」に由来し、女性の乳房のことを意味する。この地に乳房のような丘があった。
苫小牧】(とまこまい): 苫小牧市。
苫前】(とままえ): 北海道苫前郡苫前町
【豊平】(とよひら): 札幌市豊平区。「トイピラ」に由来し、「崩れる崖」を意味する。
【苗穂】(なえぼ): 札幌市東区苗穂町。「ナイ」とは、「子どもの川」を意味する。
【七飯】(ななえ): 北海道亀田郡七飯町。アイヌ語の「ナムナイ(冷たい川)」、「ナラナイ(多くの川)」に由来する。
【新冠】(にいかっぷ): 北海道新冠郡新冠町。アイヌ語の「ニカプ(ニレの川)」に由来する。
【鵺抜村】(ぬえぬんけむら): 北海道十勝地方。「むえぬんけむら」「ぬえぬけむら」などとも呼んだ。十勝地方中央部、十勝川支流札内川下流右岸。地名は、アイヌ語のムイネウンケ※(湾の意)に由来する。【角川日本地名大辞典】
糠内】(ぬかない): 北海道中川郡幕別町糠内
野寒布】(ノシャップ)岬: 北海道稚内市
【野田生】(のだおい): 北海道二海郡八雲町野田生。アイヌ語の「ヌプタイ(野林)」に由来する。
能取】(のとり): 北海道網走市能取
【信砂】(のぶしゃ): 北海道増毛郡増毛町信砂。アイヌ語の「ヌプシャベツ(野の側の川)」に由来する。
【抜海】(ばっかい): 北海道稚内市抜海。アイヌ語の「バッカイベ(子を背負うもの)」に由来し、丘の上の岩の形を意味している。
【発寒】(はっさむ): 北海道札幌市西区発寒。アイヌ語の「ハッチャムベツ(ムクドリのいる川)」に由来する。
【初田牛】(はったうし): 北海道根室市初田牛。アイヌ語の「ハッタラウシ(河口に近い淵のあるところ)」に由来する。
【発足】(はったり): 北海道岩内郡共和町。
【早来】(はやきた): 北海道勇払郡安平町早来。アイヌ語の「ハイキト(茅のある沼)」に由来する。
【春志内】(はるしない): 旭川市神居町。「ハル・ウシナイ」に由来し、「食べ物の多い沢」を意味する。春志内の隣が伊納(いのう)で、「イノ・オ・ペッ」に由来し、「魚のとれる川」を意味する。
【緋牛内】(ひうしない): 北海道北見市端野町緋牛内。アイヌ語の「ススウシナイ(柳が生えている川)」に由来する。
美瑛町】(びえいちょう): 北海道上川郡美瑛町
【比布】(ピップ): 北海道上川郡比布町。アイヌ語で「小石が沢山あるところ」を意味する「ピオプ」に由来する。
【美唄】(びばい): 北海道美唄市。アイヌ語の「ビバオイ(トリ貝が多く住む沼)」に由来する。
美馬牛】(びばうし): 北海道上川郡美瑛町美馬牛。
【美々】(びび): 北海道千歳市美々。アイヌ語の「ビッ・ビッ(多くの川が集まっているところ)」に由来する。
【美留和】(びるわ): 北海道上川郡弟子屈町美留和。アイヌ語の「ペルケイワナイ(近くの小川)」が「ペルア」に転訛し、それに漢字をあてた。
【広尾】(ひろお): 北海道広尾郡広尾町。古くはビロウ・ピローなどといい、尾朗・美楼・美老・美朗とも書いた。地名の由来はアイヌ語のピルイ(転がる砥石の意)により、広尾川合流点にみられる青石をアイヌが砥石に使ったことにちなむ説、ビロロ(蔭の意)により、山陰になる地形にちなむ説など諸説がある。【角川日本地名大辞典】
【広島】(ひろしま): 北海道北広島市。地名は、明治17年以降地内に入植しいわゆる広島開墾地を開拓した和田郁次郎ら18戸の出身地の広島県の県名にちなむ。【角川日本地名大辞典】
【琵琶瀬】(びわせ): 「ピパ・セイ」で、「川貝の殻」を意味する。
【風連】(ふうれん): 北海道名寄市風連町。地名は、アイヌ語のフーレベツ(赤い川の意)に由来する。
富良野】(ふらの): アイヌ語の「フラ・ヌイ」に由来し、「匂いのする所」を意味する。富良野市の東にある十勝岳から流れる川が硫黄の匂いがしたことに由来する。
【別当賀】(べっとが): 北海道根室市別当賀。アイヌ語の「ベットカ(川の瀬)」に由来する。
【母恋】(ぼこい): 室蘭市 → 詳細
・ アイヌ語でホッキ貝の多い場所という意味の「ボクオイ」を漢字に当てはめた。
※ ここは鉄ちゃん&食いしん坊には有名な駅だねぇ。母恋飯、一度食べてみたいな。
幌加内】(ほろかない): 北海道雨竜郡幌加内町
【幌向】(ほろむい): 北海道岩見沢市幌向。アイヌ語の「ポロモイ(大きなよどみ)」に由来する。
【増毛】(ましけ): 北海道増毛郡増毛町。アイヌ語の「マシュケ(カモメが多くいるところ)」に由来する。
【丸瀬布】(まるせっぷ): 北海道紋別郡遠軽町丸瀬布。アイヌ語の「マルセップ(三つの川が集まるところ)」に由来する。
【稀府】(まれっぷ): 北海道伊達市南稀府町。アイヌ語の「エマウリオマレプ(苺のある処)」に由来する。
【鵡川】(むかわ): 北海道勇払郡むかわ町。アイヌ語の「ムカベツ(ふさがる川)」に由来する。
【武佐】(むさ): 北海道釧路市武佐
・ 「むさ」とは「礼儀正しい」という意味のアイヌ語に由来する。【JR・第三セクター 全駅ルーツ事典 村石利夫 東京堂出版】
・ 「むさ」は「むさぼる」の「むさ」で「汚らしい」という意味。【日本語源辞典 小学館】
【武佐】(むさ): 北海道標津郡中標津町武佐。松浦武四郎「知床日誌」に「シヘツ川はメナシ第一の川なり(一里余)分れ右をモサと云源はチセネ岳といふ」とはじめてモサという地名が見える。武佐はモサが転訛したもので、「根室千島両国郷土史」によると傾く、拡がる、開けたるの意とあるが、アイヌ語のモセ(またはモシ)は織物や糸の繊維をとったイラクサのことをいうから、イラクサの生えていた沢の意とも考えられる。またアイヌが神に祈るときに捧げる木幣(イナウ)は幣(ぬさ)であるから、これにちなむとも考えられる。【角川日本地名大辞典】
【女満別】(めまんべつ): 北海道網走郡大空町女満別。アイヌ語の「メムヤムベツ(冷たい泉が湧いている川)」に由来する。
芽室】(めむろ): 北海道河西郡芽室町
【藻岩】(もいわ): 北海道札幌市南区。「イワ」とは「小さい山」を意味する。
【妹背牛】(もせうし): 北海道雨竜郡妹背牛町。アイヌ語の「モセウシイ(イラクサが群生している処)」に由来する。
【紋穂内】(もんぽない): 北海道中川郡美深町紋穂内。アイヌ語の「モムポナイ(野原を流れる川)」に由来する。
【止別】(やむべつ): 北海道斜里郡小清水町止別。アイヌ語の「ヤムベツ(冷たい川)」に由来する。
【夕張】(ゆうばり): アイヌ語で「温泉の口」を意味する「ユーバロ」に由来する。
・ アイヌ語の「ユウ・バル」とは「川の入り口」。つまり、「大きな本流から小さい支流が分岐するところ」を意味する。内地で使う「川口」と同じ意味。川口も、「河口」ではなく、「大きな本流から小さい支流が分岐するところ」を意味する。
【勇払】(ゆうふつ): 北海道苫小牧市勇払。アイヌ語の「イプッ(入り口)」に由来する。
余市】(よいち): 北海道余市郡余市町
【蘭留】(らんる): JR宗谷線蘭留駅。北海道上川郡比布町。アイヌ語の「ランル(下る道)」に由来する。
陸別】(りくべつ): 北海道足寄郡陸別町
利尻】(りしり): 利尻島。「リィシリ」に由来し、「高い山(島)」を意味する。
留萌】(るもい): 北海道留萌市。
【礼受】(れうけ): 北海道留萌市礼受町。アイヌ語の「レウケプ(まがっているところ)」に由来する。
礼文】(れぶん): 「沖の島」を意味する。
【稚内】(わっかない): 稚内市。稚内は「ヤムワッカナイ」に由来し、「冷たい水の川・沢」を意味する。清らかな水をすくい父親の眼病を治した孝行息子の逸話などがある。
・ ノシャップ岬と宗谷岬の間の声問(こととい)の小さな岬を「ウェンノツ」といい、悪い岬の意味。岬の下に暗礁があって船の往来を妨げたのに由来するか?「声問」は「コイ・トゥエイ」で、「波のために砂場決壊」を意味する。
・ 稚内市に稚内村があるんだねぇ。北海道稚内市稚内村?市の中に町があるのはよくあるが、村があるのは全国でここだけか?
【和寒】(わっさむ):  北海道上川郡和寒町。地名は、アイヌ語のワット(楡の木)、サム(傍)が転訛したものといわれている。【角川日本地名大辞典】

■ アイヌ語由来(意味を引き継ぐ)

# 浜中町: 北海道厚岸郡浜中町(はまなかちょう)。アイヌ語の「オタ(砂浜の)・ノシケ(中央)」に由来し、その意味の「砂浜の中央」を二文字に縮めた。
※ このようにアイヌ語の発音では無く意味由来の地名もあるからややこしい。

■ 人名由来

# 入植者(開拓者)の人名などに由来する。

池田町】(いけだちょう): 北海道中川郡池田町。鳥取藩主の池田家に由来する。
【京極町】(きょうごくちょう): 北海道虻田郡京極町。香川県丸亀から入植した町で、丸亀藩主の京極家の名をとった。
【伊達市】(だてし): 北海道伊達市。宮城県仙台市の仙台藩の伊達家の分家の亘理伊達家に由来する。
月形町】(つきがたまち): 北海道樺戸郡月形町
【永山】(ながやま): 北海道旭川市永山町(旧上川郡永山町)。上川地方中西部、石狩川上流左岸。地名は、屯田本部長永山武四郎に由来する。【角川日本地名大辞典】
【沼田町】(ぬまたちょう): 北海道雨竜郡沼田町。富山県から移住した沼田喜三郎一家に由来する。
【比羅夫】(ひらふ): 北海道虻田郡倶知安町比羅夫。飛鳥時代の武将の阿倍比羅夫に由来する。蝦夷征伐のために羊蹄山の麓に役所をおいたという。

■ その他

【渡島】(おしま): 日本書紀の斉明天皇4年(658年)4月に「渡島蝦夷」と出てくるが、当時は「わたりしま」と読んだらしい。この「わたりしま」は秋田から津軽を指した。その「わたりしま」の概念が北上し、今の地域になった。「わたりしま」とは蝦夷の南端を意味したようだ。
【計呂地】(けろち): 北海道紋別郡湧別町計呂地
【光栄】(こうえい): 北海道夕張郡由仁町光栄。昭和11年に陸軍特別大演習の際、「野外御統監之地」と定められたことを光栄としたことに由来する。
【桑園】(そうえん): 札幌市中央区。和名で、庄内藩士がカイコを育てるための桑畑に由来する。
【野花南】(のかなん): 北海道芦別市野花南。由来は不明。
函館】(はこだて): 北海道函館市
【鳩山】(はとやま): 北海道夕張郡栗山町鳩山
・ 北海道の栗山町にある「鳩山」という地名は、鳩山由紀夫元総理の曾祖父の鳩山和夫の農場があったことに由来する。鳩山神社や鳩山池もあるらしい。
【歯舞】(はぼまい): 歯舞諸島
・ 北方四島の一つの歯舞諸島。この地は戦前は「水晶諸島」と呼ばれていた。水晶諸島の中心となる水晶島は、アイヌ語の「シィショ(大きな磯)」に由来し、安政4年(1857年)の松浦武四郎の「東西蝦夷場所境取調書上」にも記載がある。歯舞諸島は昭和29年に地理調査所(現在の国土地理院)がまとめた「主要自然地域の名称」で書かれたものが定着した。元々は、GHQが昭和21年1月29日に使った「Habomai Group」に由来した。
【伏見】(ふしみ): 北海道虻田郡喜茂別町伏見。地名は当地に伏見稲荷神社があることによるという。明治33年岩手県から南部団体28戸が入植。【角川日本地名大辞典】
【八雲】(やくも): 北海道二海郡八雲町。地名の由来は、「古事記」の「八雲立つ出雲八重垣」の歌にちなんで徳川慶勝(幕末の尾張藩藩主)が命名したもの。【角川日本地名大辞典】
【米原】(よねはら): 北海道勇払郡むかわ町米原(よねはら)。水田地帯で原のような眺めであったことに由来する。

■ 地名とアイヌ語

# アツ: オヒョウニレ
# イサム: 無い、無くなる
# イワ: (神聖な)山、岩山
# ウェン: 悪い、良くない
# ウシ: 処(ところ)
# ウシ: 群生する
# ウス: 入江、湾
# ウン: 〜にいる
# エルム: ネズミのこと。
# オ: 川尻
# オタ: 砂、砂浜
# オペリ: 割れている
# オマ: ある
# オンネ: 老いた、大きな
# カムイ: 神
# キムンカムイ: ヒグマ
# クンネ: 黒い、暗い
# コタン: 集落、村
# サル: 葦原。 「猿払」「サロベツ」
# シ: 本流の、大きい
# シリ: 岬、島、山、頭。 「奥尻」「利尻」
# シル: 大地
# ソー: 滝
# タクネ: 短い
# タプコプ: たんこぶ山
# タンネ: 長い
# チャシ: 砦、柵囲い
# チリ・チカ: 鳥
# トー: 湖、沼、池
# トイ: 土
# トマム・トマン: アイヌ語で湿地のこと。
# ナイ: 川、沢。 「稚内」
# ニ: 木、樹木、棒
# ニセイ: 峡谷
# ヌイ: 火炎
# ヌプリ: 山
# ノッ: 岬
# パンケ: 川下、〜の下
# ピパ: 沼貝、カラス貝
# ピラ: 崖
# ピリカ: 良い、きれいだ
# フラ、フーラ: 臭い。 「富良野」
# フレ: 赤い
# ペッ: 川。 「サロベツ」
# ペンケ: 川上、〜の上
# ポ、ポン: 小さい
# ポロ: 大きい。 「札幌」
# マク: 後ろ
# ミンタラ: 庭、広場、空間
# : 静かな、小さい
# ヤム: 冷たい。
# ユ: 温泉
# ユク: 鹿
# ラ: 下
# ラム: 低い
# : 高い。 「利尻」
# リク: 上
# : 道
# ルル: 海、海水
# レタル: 白い
# ワッカ: 飲料水、水、質の良い水。 「稚内」

■ 「最長片道切符の旅」にみる地名と名字のあれこれ 本文へ

# 広尾(ひろお): 北海道広尾郡広尾町。古くはビロウ・ピローなどといい、尾朗・美楼・美老・美朗とも書いた。地名の由来はアイヌ語のピルイ(転がる砥石の意)により、広尾川合流点にみられる青石をアイヌが砥石に使ったことにちなむ説、ビロロ(蔭の意)により、山陰になる地形にちなむ説など諸説がある。【角川日本地名大辞典】
# 帯広(おびひろ): 【詳細
# 新得(しんとく): 古くはシントコといい、新徳とも書いた。地名は、アイヌ語のシットク(山崎川)に由来する。かつてはシントコ(山の肩・端の意)、また、アイヌがシントコという漆器を作った土地であることにちなむという説もあった。【角川日本地名大辞典】
# 富良野(ふらの): 【詳細
# 旭川(あさひかわ): 北海道旭川市。地名は忠別川の川名に由来し、アイヌ語のチュペツ(波だつ川の意)が、チュッペツと転訛し、のちチュッペツを意訳して旭川という地名が生まれた。チュプカ(東の意)を混合して東川の地名も生まれた。【角川日本地名大辞典】
# 遠軽(えんがる): 北海道紋別郡遠軽町。古くはインカルシという。地名は、遠軽町のシンボルとなっている瞰望岩、アイヌ語のインカルシ(見張りをする所)による。【角川日本地名大辞典】
# 生田原(いくたはら): 北海道紋別郡遠軽町生田原。古くはイタラ・イタラプトと称した。イタラはアイヌ語イクタラの訛りで「笹」を意味する。地名はイクタラに「原に田を生む」の意の漢字をあてたものという。【角川日本地名大辞典】
# 金華(かねはな): 北海道北見市留辺蘂町金華。付近に住友鴻之舞金山奔無加支山という金山があり、「金山の金」と「加(華)」をあわせた。
・ 古くはポンムカと呼ばれた地域。地名は、昭和6年住友鴻之舞金山奔無加(ぽんむか)支山の金鉱山があったことによるという。【角川日本地名大辞典】
留辺蘂(るべしべ): 北海道北見市留辺蘂町。
# 野付牛(のつけうし): 北海道網走市の旧名。古くはヌツケシ・ヌプケウシなどといった。地名は、アイヌ語のヌプケウシ(野の端の意)に由来する。松浦武四郎「戊午日誌」には「地名の義は山の鼻のさし出たる処有、是より又野道になるが故に号るとかや」と見える。【角川日本地名大辞典】
# 北見(きたみ): 北海道北見市。松浦武四郎の「国名之義に付申上候書付」でオホーツク海域を「北見の国」と命名したのに由来。【都市データパック2011年版・東洋経済新報社】
# 置戸(おけと): 北海道常呂郡置戸町。古くはヲケトシ・オケトウンナイともいった。地名は、アイヌ語のオケトウンナイ(鹿の皮を乾す沢の意)に由来するという。【角川日本地名大辞典】
# 小利別(しょうとしべつ): 北海道足寄郡陸別町小利別。地名の由来は、アイヌ語のポントシベツ(小さい蛇川の意)による。【角川日本地名大辞典】
# 大誉地(およち): 北海道足寄郡足寄町大誉地。アイヌ語で「熊の多い所」の意味。
# 足寄(あしょろ): 北海道足寄郡足寄町。地名の由来には、アイヌ語のヱショロペッ(下る川の意)により、釧路方面から阿寒を越え足寄川沿いに十勝・北見方面に出たことにちなむ説と、アショロ(湾・大原の意)による説がある。古くは、足寄川流域をアシヨロ・アシヨロ川(べつ)と称し、足寄川が利別川に合流する地点をアシヨロブト・アシヨロ川ブトと呼んだ。【角川日本地名大辞典】
# 本別(ほんべつ): 北海道中川郡本別町。古くは奔別とも書いた。地名は、アイヌ語のポンペッ(小さい、子なる川の意)に由来。ポンペッに対するポロペッ(大きい、親である川の意)は利別川を指す。【角川日本地名大辞典】
# 池田(いけだ): 【詳細
# 浦幌(うらほろ): 北海道十勝郡浦幌町。地名の由来には、アイヌ語のオラポロ(川?の多い所の意)・ウララポロ(大霧の意)による説、ウライポロ(大なる網代の意)による説、ウラポロ(川の源に笹が多いの意)による説、オーラポロ(川尻に大型の葉の草の生育する所の意)による説などがある。【角川日本地名大辞典】
# 厚内(あつない):  北海道十勝郡浦幌町厚内。古くは「あつふない」・アブナイなどといった。地名の由来には、アイヌ語のア※ナイ(釣針の川の意)による説、アッナイ(オヒョーの樹皮のある川の意)による説がある。【角川日本地名大辞典】
# 直別(ちょくべつ): 北海道釧路市音別町直別。地名は、アイヌ語のチョクベツ(秋川の意)に由来する。一説に、「本名チユフベツにて、昔川上え月の位の星が落し故号く」ともいう。【角川日本地名大辞典】
# 音別(おんべつ): 北海道釧路市音別町。地名は、アイヌ語のオンベツに由来し、楡の木の皮を川の水に浸し腐らしたことによる。アツシの材料を採った所であったと思われる。また、「北海道蝦夷語地名解」では、オ※ペッ(腐川の意)に由来し、音別川にのぼった魚はすぐ老いることによるとしている。【角川日本地名大辞典】
# 白糠(しらぬか): 北海道白糠郡白糠町。古くはシラリカ・シラルカ・シランカなどともいい、白抜・白野岡とも書いた。地名は、アイヌ語のシラルカ、あるいはシラリカに由来し、「平磯のほとり」の意。なお、「蝦夷管窺」には「シラルカウはシララウカウの急言、直訳すれば岩石縫合の義、岬端の大岩に名づく」、「蝦夷地名考并里程記」には「シラリイカの略語にて、則シラリとは潮の事、イカとは越すと申事にて、満汐川へ入る故此名あり」と見える。【角川日本地名大辞典】
# 大楽毛(おたのしけ): 北海道釧路市大楽毛。地名は、アイヌ語のオタノシケ(砂浜の中央の意)に由来する。【角川日本地名大辞典】
# 釧路(くしろ): 【詳細
# 厚岸(あっけし):  北海道厚岸郡厚岸町。アイヌ語の「アッケシイ(カキのあるところ)」に由来する。
・ 古くは悪消・厚結子・渇結失などとも書いた。地名の由来には、アイヌ語のアツケウシ(アツシ草を剥ぐ所の意)による説、厚岸湖を指すアッケ※ュトー(楡下の沼の意)による説がある。【角川日本地名大辞典】
# 浜中(はまなか): 【詳細
# 霧多布(きりたっぷ): 【詳細
# 厚床(あっとこ): 北海道根室市厚床。アイヌ語の「アットクトベツ(オヒョウニレの生えている沼)」に由来する。
# 根室(ねむろ): 北海道根室市。古くはネモロといい、根諸などとも書いた。地名の由来には諸説がある。「蝦夷地名考并里程記」には、アイヌ語のニイモヲロ(静かで樹木のあるの意)により、港内は波静かで、海岸部には樹木が生繁っていることにちなむ説と、ニノヲロ(ウニがあるの意)により、弁天島にウニがあることにちなむ説があげられている。松浦武四郎「戊午日誌」では、ニイムイ(木の湾の意)により、湾内の海底に埋れ木が多いことに由来するとある。「北海道蝦夷語地名解」では、ニムオロ(樹木繁茂する所の意)に由来するとし、「松前記」欄外の桜井家譜からの注記にも「慶安元年戊子歳、東夷樹林(ニムオロ)、与数無(シユム)戦夷多死」と見えると説明されている。このほか「北海道駅名の起源」では、メム・オロ・ペッ(湧壺・そこにある・川の意)による説や、ニ・ム・オロ(寄木の・詰まる・所の意)による説をあげている。【角川日本地名大辞典】
# 別海(べっかい): 北海道野付郡別海町。地名は、アイヌ語のペッカイェ(破れ川・折れ川の意)に由来する。【角川日本地名大辞典】
# 奥行(おくゆき): 北海道野付郡別海町奥行。地名はアイヌ語のウコイキウシに由来し、「北海道蝦夷語地名解」には「争闘セシ処 根室ポロモシリ村ノアイヌ厚岸アイヌト戦ヒシ処ナリト言フ」とある。かつては漢字をあてて奥行臼としていたが、のちに臼が省略された。【角川日本地名大辞典】
# 西別(にしべつ): 北海道野付郡別海町中西別。地名は、アイヌ語のヌーウシュペッ(豊漁川の意)に由来する。なお、松浦武四郎「東蝦夷日誌」では「ヌウシベツの転にして、川上に湯の如き温き水噴出す、故に号る也」とある。【角川日本地名大辞典】
# 計根別(けねべつ): 北海道標津郡中標津町計根別。地名は標津川支流ケネカ川に由来する。江戸期にホンケ子カ・ケ子カブトと呼ばれた地域にあたる。【角川日本地名大辞典】
# 養老牛(ようろううし): 北海道標津郡中標津町養老牛。地名は養老牛温泉に由来する。養老牛はアイヌ語のエヨロシまたはエオルシに由来し、山が岩崖になって氷の中にささり込むようになっているところを意味するという。または、アイヌ語のイオロウシに由来し、「それを水につけるところ」の意で、温泉にオヒョウの皮を漬けてさらしその繊維を採ったために名付けられたという説もある。【角川日本地名大辞典】
# 泉川(いずみかわ): 北海道野付郡別海町泉川。地名は風蓮川源流ということによるという。【角川日本地名大辞典】
# 標津(しべつ): 北海道標津郡標津町。地名は、アイヌ語のシペツ(大川・親川・本流の意)に由来する。一説に、シベオツ(鮭がいるの意)に由来するともいう。【角川日本地名大辞典】
# 美留和(びるわ): 北海道川上郡弟子屈町美留和。地名の由来は、アイヌ語のピルワおよびペルワアンペツで「泉池のある川」の意。なお、江戸期の松浦武四郎「戊午日誌」には「ヘリワ……此川の奥弐十丁計に一ツの沼有、其上に一ツの丸山有しによつて号る」と見える。【角川日本地名大辞典】
# 川湯(かわゆ): 北海道川上郡弟子屈町川湯。もとのアイヌ語地名セセキベツは、「温泉の川」を意味し、川湯の地名はセセキベツの和訳に由来する。【角川日本地名大辞典】
# 斜里(しゃり): 北海道斜里郡斜里町
# 浜小清水(はまこしみず):  北海道斜里郡小清水町浜小清水。
# 濤沸(とうふつ): 北海道網走地方。古くはトウブツ・トウフチともいった。地名は、アイヌ語のトープチ(沼口の意)に由来する。【角川日本地名大辞典】
# 網走(あばしり): 北海道網走市。地名の由来は、アイヌ語のアパシリ(我等が発見した土地の意)による(アイヌ語地名解)。また、アパシリはもとチパシリといい、チパシリは「幣場・島」の意で、かつて網走湖口近く(現大曲付近)の海中にあった帽子岩を指した名称であった。漁民であったアイヌはこの岩に神の幣場を設け崇拝したという。また一説に、アパシリは「漏る所」の意で、窟の入口が雨漏のようにぬれることによるという。【角川日本地名大辞典】
# 能取(のとろ): 北海道網走市能取。地名は、アイヌ語のノツオロ(岬のある所の意)に由来する。【角川日本地名大辞典】
# 常呂(ところ): 北海道北見市常呂町
# サロマ湖(さろまこ): 北海道の網走地方の湧別町・佐呂間町・常呂(ところ)町にまたがる潟湖。
# 計呂地(けろち):  北海道紋別郡湧別町計呂地。アイヌ語地名としては、江戸期から見える。地名は地形に由来し、アイヌ語のケレオチ(非常に削られたところの意)が転訛したものと思われる。なお、一説にはケリ(沓)オチ(ある所)の転語ともいわれる。【角川日本地名大辞典】
# 志撫子(しぶし): 北海道紋別郡湧別町志撫子。アイヌ語地名としては江戸期から見え、松浦武四郎の「戊午日誌」などにはシブシとある。地名の由来はシュプン(うぐい)ウシ(群生する所)の転訛という。【角川日本地名大辞典】
# 芭露(ばろう): 北海道紋別郡湧別町芭露。古くはバロー・パロー・バル・バーロなどとも称し、馬老とも書いた。地名は、アイヌ語のパロ(口の意)が転じたもので河口の意という。松浦武四郎「戊午日誌」には、「其名義は本名ハロシユマといへるよし也。ハロシユマは病して死で仕舞しと云事の由也」と見える。【角川日本地名大辞典】
# 湧別(ゆうべつ): 北海道紋別郡湧別町
# 興部(おこっぺ): 北海道紋別郡興部町
# 紋別(もんべつ): 北海道紋別市
# 渚滑(しょこつ): 北海道紋別市上渚滑町
# 名寄(なよろ): 北海道名寄市。地名は、アイヌ語のナイ・オロ・プト(川の・所の・口の意)に由来し、名寄川の川口を指す地名である。古くは名寄川をナヨロと称し、天塩川と名寄川の合流点はナイブトと呼んだ。【角川日本地名大辞典】
# 美深(びふか): 北海道中川郡美深町。地名はアイヌ語のピウカ(石原の意)により、これに漢字をあて、美深(びふか)としたという。川名は「ぴふか」と読む。【角川日本地名大辞典】
# 紋穂内(もんぽない): 北海道中川郡美深町紋穂内。地名の由来はアイヌ語のオヌポナイ(川尻に原野のある川の意)によるという。モオヌポナイがモンポナイとなり、開拓当初からの通称地名だった。駅名・字名などは漢字をあてた。松浦武四郎「天塩日誌」には、川の中に一条の岩石が立ち並んでいて、あたかもテッ(梁)をかけたようだといい、大昔鬼神が鮭をとるために作った梁だったという伝説があったと記している。【角川日本地名大辞典】
# 恩根内(おんねない):  北海道中川郡美深町恩根内。地名はアイヌ語のオンネナイ(老川、昔からなじんで来た川の意)に由来し、開拓当初から恩根内の漢字をあてはめていたという。更科源蔵「アイヌ語地名解」ではポロナイと同様に道内各地でみられる地名で、親川を意味するとしている。江戸期の松浦武四郎「丁巳日誌」にはヲン子ナイと見える。【角川日本地名大辞典】
# 咲来(さっくる): 北海道中川郡音威子府村咲来。古くはサクルー・サクル・サツル・パンケサクル・パンケサツルなどともいい、作留とも書いた。大正元年咲来駅開設により咲来の表記が確立。地名は、アイヌ語のパンケサ※ルー(下流の夏路の意)に由来する。【角川日本地名大辞典】
# 音威子府(おといねっぷ):  北海道中川郡音威子府村。古くはヲトイ子フ・ヲトヱ子フなどともいい、音江根布とも書いた。大正元年音威子府駅の開設により音威子府の表記が確立。地名は、アイヌ語のオトイネプ(川口が泥んこの川の意)に由来する。【角川日本地名大辞典】
# 頓別(とんべつ): 北海道枝幸郡浜頓別町頓別。
# 鬼志別(おにしべつ): 北海道宗谷郡猿払村鬼志別。地名の由来は、アイヌ語のヲニウシベツ(木の繁った川の意)による説と、オヌシュペツ(河口が豊漁である川の意)による説がある。【角川日本地名大辞典】
# 稚内(わっかない): 北海道稚内市。江戸期の地名ヤムワツカナイに漢字をあてた地名である。アイヌ語のヤムワツカナイは「冷たい水のある沢」を意味する。【角川日本地名大辞典】

■ ワンポイント

# 山田秀三のアイヌ語の研究によると、アイヌ語地名は宮城県北部と秋田県南部を結ぶ線より北にみられる。

# アイヌ民族は縁起の悪い所や危ない所に「ウエン」の言葉をつけた。「雨煙内」など。宗谷はかつて、ウェントマリ(悪い泊まり)、ソーヤ(岩島)、ノッテトウ(顎・鼻・岬)と呼ばれた。

# 徳島藩とのトラブルで、淡路島を領していた家老の稲田家が集団で移住したのが静内郡静内町。

# 大沼、小沼、貧乏山
・ 大沼: アイヌ語のポロ(大きい)+ト(沼)。
・ 小沼: アイヌ語のポン(小さい)+ト(沼)。
しかし、知里真志保の「アイヌ語学」によると、
・ 「ポロ・トー」は、一般には「大きな・沼」と訳されるが、「ポロ」はもともと「親の」という意味。
・ 「ポン・トー」は、一般には「小さな・沼」と訳されるが、「ポン」はもともと「子の」という意味。

# ワルイ川、ポンワルイ川: 北海道の国縫から長万部の間。「ポン」って、「大きな」とか「親」とかの意味だったかなぁ。まるで、「悪い川」、「非常に悪い川」みたいな。


【参考資料】

・ 北海道の地名謎解き散歩 新人物文庫
・ 

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